キャスト・スタッフ

小川洋子

原作者プロフィール

小川洋子(おがわ ようこ)

1962年生まれ。岡山県出身。早稲田大学第一文学部卒。1988年「揚羽蝶が壊れる時」で海燕新人文学賞を受賞。1991(平成3)年「妊娠カレンダー」で芥川賞受賞。主な著書に『ホテル・アイリス』『沈黙博物館』『アンネ・フランクの記憶』『薬指の標本』『夜明けの縁をさ迷う人々』『猫を抱いて象と泳ぐ』『琥珀のまたたき』等。2004年『博士の愛した数式』で読売文学賞、本屋大賞を受賞。『ブラフマンの埋葬』で泉鏡花文学賞、2006年『ミーナの行進』で谷崎潤一郎賞、2013年『ことり』で芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。翻訳された作品も多く、海外での評価も高い。

鄭義信

脚本・演出家プロフィール

鄭義信(チョン ウィシン)

舞台と映画の領域をまたにかけた旺盛な創作活動で注目される脚本家・演出家。
1957年生まれ。同志社大学文学部を中退、横浜放送映画専門学校(現・日本映画学校)美術科に学ぶ。松竹の美術助手を経て演劇に転向。劇団「黒テント」を経て、87年に「新宿梁山泊」旗揚げに参加。座付き作家として、エネルギッシュでスペクタクルな作品を発表。国内はもとより、アジア各地で公演を行う。93年に『ザ・寺山』で第38回岸田國士戯曲賞を受賞。その一方、映画に進出して、同年、『月はどっちに出ている』の脚本で、毎日映画コンクール脚本賞、キネマ旬報脚本賞などを受賞。98年には、『愛を乞うひと』でキネマ旬報脚本賞、日本アカデミー賞最優秀脚本賞、第一回菊島隆三賞、アジア太平洋映画祭最優秀脚本賞など数々の賞を受賞。
『焼肉ドラゴン』では第8回朝日舞台芸術賞 グランプリ。第12回鶴屋南北戯曲賞、第16回読売演劇大賞 大賞・最優秀作品賞、第59回芸術選奨 文部科学大臣賞、韓国演劇評論家協会の選ぶ2008年 今年の演劇ベスト3、韓国演劇協会が選ぶ 今年の演劇ベスト7、など数々の演劇賞を総なめにした。 近年では『パーマ屋スミレ』『僕に炎の戦車を』『アジア温泉』『しゃばけ』『さらば八月の大地』と話題作を生み出している。2014年春の紫綬褒章受賞。

舞台化に向けてのメッセージ
『あらゆるものを表層的に消化していくことが当たり前となった今だからこそ、演劇として上演する意義がこの作品にはあると思います。
辛いことや悲しいこと、様々な記憶を抱えて生きていく人間を、人間の営みを愛おしく思える演劇作品になると確信しています。 原作から戯曲にする段階で、いくつかの設定上の変更を考えていますが、設定は変えても、小川先生が小説に込められた思いを大切に、そのスピリットを変えることなく戯曲化するつもりです。』